歯石とは?
歯医者さんに行くと先生や歯科衛生士さんが、「歯石(しせき)」や
「歯垢(しこう(別名プラーク))」などといった言葉を口に
しているのを聞いたことありませんか?
では、歯石とはいったいなんでしょうか?
今日は歯石について少しお話したいと思います(*^_^*)
歯石とは、歯垢(プラーク)が石灰化したもので
いわば細菌の死骸のかたまりのようなものです。
多量に沈着する場所としては、お口の中では
唾液腺(唾液が出る場所)の開口部で、下の前歯の裏や
上の奥歯のほっぺた側です。
その沈着する歯石には2タイプあり、目で見て沈着しているのがわかる
黄白色のものと、歯ぐきの中に隠れて見えませんが黒褐色で
点状に沈着しているものがあります。
特に歯ぐきの中で沈着する歯石は歯を支える組織に
重大な悪影響を与えます。
沈着してしまった歯石は、リン酸カルシウムを主成分として
ハイドロキシアパタイトが多く含まれているので堅く
ブラッシングでは除去する事ができません。
下手につまようじや、何か金属の尖ったもので自分で取ろうとすると
歯ぐきや、歯の表面のエナメル質を傷つけてしまうおそれがあります。
ですから、歯石に気付いたら歯科医院に行き、定期検査を受けて
専用の器具で早期に除去する事をおすすめします。