お知らせ

オーラルフレイルと健康寿命

お知らせ予防

若い時は、仕事が忙しくて歯の治療に時間がさけなかった・・・

今では、「奥歯が抜けてしまった・・・」

「奥歯がグラグラ揺れている・・・」

近頃、「ご飯を食べるとよくこぼしたり、むせたりするせいで

食欲がわかなくなってきた。」

「お肉や野菜は噛みづらくて・・・」

うどんや、お粥などの噛まずに食べられる物が中心の食生活。

「しゃべりづらいものだから、外にもいかなくなってしまった・・・」

いかがでしょうか??

ご自身や身近な方でこのような方はいませんか?

お口の加齢による変化は、気づかないうちに進んでいきます。

表題の「オーラルフレイル」とは、「口の衰え」を指す言葉です。

つまり口で行う機能(話す・咬む・呑み込むなど)の低下の事です。

最近の研究では、「治療していない歯を放置し咬む機能が低下している」

        「話しづらい」

        「飲み込む機能の低下」

などのわずかな口の衰えが、身体の衰えに大きく関わっている事が

わかってきました。

歯がなくなるとお肉や野菜が咬みにくくなって

敬遠することが増え、柔らかいご飯やうどんなどを好むようになり

お肉や生野菜、果物には、タンパク質やビタミン

ミネラルが多く含まれているのに、炭水化物に偏った食事が

増えるため栄養バランスが崩れ、健康のために必要な栄養が

不足してしまいます。

また、歯を失うことでしゃべりにくくなり、話している内容が

相手に伝わりづらくなると、コミニュケーションが

十分に取れなくなります。

それによって以前より引きこもりがちになったり

外出しなくなったりします。

外出が少なくなると、体をあまり動かさなくなり徐々に

身体の機能が衰え、しいては寝たきりへの原因となり

また脳機能が衰える事で認知症を引き起こす事にもつながります。

口の衰えから始まる問題の多くはわれわれ歯科医師が、「予防・改善」

できるものがあります。

「オーラルフレイル」かもしれない節があれば、お気軽にご相談下さい。

オーラルフレイルを予防して健康寿命を目指しましょう!!(*^_^*)