「歯が命」なのは芸能人だけじゃない!
3Dプリンターってご存知ですか?
3Dプリンターさえあれば、物体を3次元的にコピーし
全く同じ形状のものを新たに作りだすことができます。
3Dプリンターは、現在さまざまな分野での応用が期待され
歯科の世界でもすでに応用されています。
今回は3Dプリンターがどのように歯科治療に用いられているのか
詳しくお話ししていきたいと思います。
歯科治療に用いられる3Dプリンターとは?
歯科治療に用いられている3Dプリンターのようなものといえば
CAD/CAM(キャド・キャム)と言われるシステムです。
CADとはコンピューターで設計図を作製すること
CAMとはその設計をもとに、機械が削り出すことを
それぞれに意味しています。
簡単に言うと、コンピューター上で再現した歯の被せ物を
機械が削り出すシステムなのです。
CAD/CAM(キャド・キャム)の利点
CAD/CAM(キャド・キャム)システムの出現により
従来は、技工士さんが全て行っていた手作業をコンピューターが
行えるようになりました。
そのため、より精密な被せ物を短時間で作製することが
できるようになりました。
人件費がかからなくなったため、みなさんの金銭的負担を
減らすことができるようにもなりました。
CAD/CAM(キャド・キャム)で作られる被せ物は
金属を使用していないため、審美性に優れ、金属アレルギーの方も
安心して装着することができます。
色の種類も豊富で、より自分の歯に近い自然な被せ物を
いれることができます。
さらに、コンピューター上にデータを残しておけるため
出来上がった被せ物の色が気に入らないなどの理由で
再度作り直すことになってしまっても、そのデータをもとに
すぐに作り直すことができます。
CAD/CAM(キャド・キャム)の欠点
以前に比べるとだいぶ価格を抑えているとはいえ自費治療の為
まだまだ高額であるということ。
金属を使った被せ物に比べると強度が劣る為、被せ物の厚みを
確保する必要があるので、歯を削る量が多くなること。
これらが欠点としてあげられます。
また、CAD/CAM(キャド・キャム)システム自体が高額なため
取り入れている歯科医院が限られていますが、平成26年4月より
保険適用のCAD/CAM(キャド・キャム)が導入され
1本約8000円でできるようにもなりました。
詳しくはこちらへhttps://www.nishitanabe-iesaki-dc.com/
歯の被せ物はどれぐらいの強度があればいいの?
実は、「歯の被せ物は強ければ強いほどいい」というわけでは
ないんです。
被せた物があまりに強すぎると、被せた歯と咬み合う自分の歯が
削られてしまったり、さらには被せている歯自体が割れて
しまうこともあるんです。
ちなみに、最も適した強度とされているのはオールセラミックスで
これは天然歯とほぼ同じ強度を示しています。
保険適用のものは、ハイブリッドセラミックスと呼ばれる
強化プラスチックです。
セラミックという名称が付いてはいますが、材質的には
陶器ではなくレジン(プラスチック)です。
「笑ったときに金属の被せ物が見えてしまって
大きな口を開けて笑えない。」
「被せ物の色が自分の歯に合っていないような気がする。」
なんて方は、一度相談しにきてくださいね(*^_^*)
みなさんがいつまでも、キレイな白い歯で
笑顔のステキな方でいられますように・・・