予防

できるだけ歯を削らない歯科治療

予防

いえさき歯科では、MI(ミニマルインターベンション)に基づきできるだけ歯を削らない、神経を抜かない、 歯に優しい修復治療を行っています。

 カラダの中で絶対に再生しない組織が3つあります。

歯のエナメル質がそのひとつです。97%がカルシウムなどの無機質で細胞自体が無いため一度削られると二度と再生できません。

金属が入っていたり、虫歯に侵されてしまっている部分を慎重に削り、健康な歯質は最大限残すことを一番大切に考えていますのはそのためです。

歯の神経を取るとその歯の寿命は一気に短くなってしまいます。また、根っこだけになってしまった歯でも、抜いてしまうと両隣りの歯の負担が増え、噛み合せにも悪い影響を与えます。

深い虫歯でも従来のドリルではなく、スプーンエキスカベーターというスプーンのような器具を用い、ていねいにゆっくり時間をかけて虫歯菌の取り残しがないように、またできるだけ神経を刺激しないように配慮しながら少しずつ削っていきます。

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     スプーンエキスカベーター(gc社)

できるだけ歯を削らない、歯を抜かない、神経も抜かないという治療を基本とする考え方は、患者さんの健康を一番に大切に考えていきたいという願いから生まれました。

これからは、いえさき歯科でも今後主流となって行くであろうノンメタル(メタルフリー)による治療を行なって行きます。

ノンメタルによる修復を長期間にわたりいい状態に保つためには、以下のような出来るだけ歯に優しい歯科治療を実践していくことが不可欠であると考えております。

  • 虫歯治療に先立って、まずできるだけ歯ぐきなど歯周組織の状態を健全に回復すること。
  • 強度が維持可能な範囲で、虫歯に侵された部分以外の自然な歯をできるだけ削らないこと。
  • できるだけ無菌下で切削処置を行い、歯の神経を残すことに全力を尽くすこと。
  • 複数の修復物を装着する場合、できるだけ一本ずつ確実に行い、その都度十分な研磨をすること。