妊娠中の歯科治療
お知らせ
妊娠中に歯科治療を受けられない時期はありません。
とはいえ、妊娠初期の(4ケ月頃まで)は、流産しやすい時期です。
過度な緊張、長時間にわたる治療、ストレスなどをなるべく避けるように
心がけたいものです。
歯に痛みがある場合は応急処置にとどめておきましょう。
胎児や妊婦への影響を考えて、妊娠中期(5~7ケ月頃)の安定期に
治療する事が望まれます。
ただし、妊娠中期以降に、早産の危険性や妊娠中毒(妊娠高血圧症候群)
妊娠貧血などの母体異常がみられる場合には、応急処置にとどめておき
出産後に治療するほうが良い場合もあります。
歯科の検査や服薬の注意点を紹介します。
☆レントゲン撮影
歯科で行われるレントゲン撮影では、エックス線の照射を口に向けるので
赤ちゃんが被曝する量は限りなくゼロに近いといえます。
診療所によって防護エプロンを着用する場合もあります。
【当医院ではレントゲン撮影時、妊娠に関係なく防護エプロンを
すべての患者様に着用していただいています。】
☆麻酔
歯科治療で用いるのは局所麻酔(部分的に痛みを除くもの)が
ほとんどです。
麻酔薬の量もごく少量で、麻酔を打った部分で分解されるので
胎児への影響は心配ありません。
☆お薬
薬は飲まないにこしたことはありませんが、抗生物質、鎮痛剤などが
必要な場合には、比較的安全に使用できるものを医師と相談の上
最小限で服用するようにしましょう。
妊娠中だから・・・と我慢はしないで、気になる事があれば
相談して下さい(*^_^*)