歯がしみるのですが・・・
お知らせメインテナンスケア予防歯の痛み虫歯
冷たい飲み物やアイスクリームなどを食べたときに歯がしみることがあります。
また冬の冷たい外気に歯が当たってしみることもあります。
冷たいものでしみるというのは、むし歯の初期の症状のことが多いようです。
「歯の神経(歯髄)」には五感のうち痛覚だけがあります。
歯の外側は硬いエナメル質で覆われています。
むし歯でエナメル質に穴があいたり、あるいはすり減ってしまったりして中の象牙質が露出すると、冷たいものや甘いものがしみるようになります。
また、むし歯でなくても歯の生え際の歯ぐきが退縮して根が露出しても同じようにしみます。
象牙質には象牙細管という管が通っていて、そのには神経線維の末端が通っています。それでしみるという刺激が伝わるのです。
ですから、歯がしみる原因は大きく分けて「むし歯」と「歯根(象牙質)露出」が考えられます。
当院では歯のむし歯によるしみる症状であれば、むし歯の深さを調べるためにレントゲン撮影を行い、歯を最小限だけ削り、むし歯を取り除きます。
その後白い樹脂をつめる治療を行います。
また、歯の生え際の歯ぐきの退縮によるものであれば、しみ止めのお薬を塗って経過観察をするか、もし症状が治まらなければ、上記と同様に白い樹脂をつめてしみないようにカバーします。
どちらも保険治療ですることができます。
初期症状ですので、早期ほど簡単な治療で済みます。
しみる部分をよく鏡で観察してみましょう。