予防

空気の通り道

予防

鼻には空気の通り道が2つあります。

これは鼻の構造によりますが、鼻の真ん中を通る中鼻道と鼻の下の方を通る下鼻道に分けられます。

実際に鼻で呼吸をしてみて下さい。

息を吸うときは鼻の真ん中を空気が通る中鼻道が主流になります。

息を吐くときは鼻の下の方を空気が通る下鼻道が主流になります。

これは鼻中隔と鼻甲介の構造によって分かれます。

息を呼吸するときの呼吸経路が違っているのは不思議ですね。

 

臭いをかぐときの通り道は?

臭いをかぐときはクンクンと鼻をすすりながら臭いを確認します。

鼻の上部にある嗅球に強く空気があたるようにするためなのです。

鼻の上部は狭くなっているため、鼻をすすりながらでないと

臭いをかぐことはできません。

口で吸うときの通り道は

本来口は食べ物の入り口で、排出は肛門という一方向の流れです。

吐き戻すことを想定に作られていませんので嘔吐や排痰の際はきついですね。

口呼吸の際の空気の入り方は、前歯の咬合状態により変わるといわれています。

通常の咬合では、上顎切歯舌側面から高位口蓋をとおります。

過蓋咬合ではより多い量の空気が高位口蓋を通ります。

切端咬合では口腔内中央部を、反対咬合では下顎切歯舌側面から舌背を通ります。

実際に顎位を変えて呼吸してみてください。