おしゃぶりについて
みなさんは育児の際におしゃぶりを使用したことはありますか?
「おしゃぶりを使うと歯並びが悪くなる」といううわさを聞いたことがあると思いますが、おしゃぶりにも効果やメリットがたくさんあります。
ここでは、おしゃぶりがどのような良い効果があるのかお伝えしていきたいと思います。
おしゃぶりを使用するタイミングとやめるタイミング
おしゃぶりは生まれてすぐに使い始めることができます。
小児科医が言われているのは、0歳代:歯並びに影響なし1歳6ヶ月過ぎ:歯並びに影響あり1歳7ヶ月まで使用:開咬(舌で前歯が押され、上下の前歯に隙間ができること)歯並びに影響がでてくるのは1歳6ヶ月を過ぎた頃からです。
1歳頃から使用頻度を減らしていき、遅くとも2歳6ヶ月頃までにおしゃぶりを卒業すれば問題ありませんが、25ヶ月~30ヶ月まで使用の子どもでは約半数の子どもが開咬や上顎突出(いわゆる出っ歯)が見られました。
また、おしゃぶりは吸綴運動を促します。吸綴運動とはミルクを飲んだりおしゃぶりをしている口の動きのことです。
<おしゃぶり:NUK(ヌーク)のご紹介>
例えばおしゃぶりのメーカーNUK(ヌーク)赤ちゃんにとって「吸うこと」は自然な「衝動」です。その「衝動」は哺乳時に自然に満足されます。NUKのニップルの形はお母さんの乳首と同じ形で人間工学的に赤ちゃんの顎にフィット。舌に十分なスペースを与え顎や歯に余計な圧力をかけません。赤ちゃんが吸っているだけで筋肉を鍛え、顎や口蓋、舌や唇の協調性を完成させます。これにより呼吸、摂食、会話の発達を促し歯のズレを効果的に防ぎます。と使用説明書に書かれています。では、吸綴運動はどのような効果があるのでしょうか。
<吸綴運動の効果>
脳の発達を促す口や舌の動きを滑らかにする表情が豊かになる鼻呼吸の基本が身につく「しゃべる」「噛む」「飲み込む」「呼吸する」といった基本的なことが吸綴運動によって形づくられています。特に、吸綴運動の効果4.鼻呼吸の基本が身につくがとても大切になってきます。口呼吸は鼻呼吸に比べて酸素の取り込み量が少ないため、血中の酸素濃度が低くなり、頭がボーッとしたり鼻づまりになりやすいので集中力が低下します。また、冷たく乾燥した空気が直接入ってくるので喉の扁桃腺にダメージを与え、免疫力が低下し病気にかかりやすくなります。おしゃぶりをすることにより、口が塞がれ鼻で呼吸をせざるを得なくなるので、自然と鼻呼吸が身に付きます。よって歯並びに影響を及ぼす1歳6ヶ月頃まででれあればおしゃぶりをすることで自然と鼻呼吸が身に付きます。鼻呼吸が身に付くと歯並びへの影響も問題ないと思われます。