入れ歯にはこんな種類がある
一口に入れ歯といっても、ブリッジから総入れ歯までさまざまな種類がありますから、まずその種類を知っておきましょう。
すでにお話ししたように歯は、歯冠(歯ぐきの上に見える歯の頭の部分)と、その下にある歯根(歯の根の部分)に分かれていました。
むし歯が進行すると歯冠部分の治療として、詰め物やかぶせ、差し歯などの処置を行いますが、これらは入れ歯とは違います。というのも、まだ生きた歯根が残っているからです。根っこまで抜けたり、抜いたりして歯が完全になくなり、代わりに人工歯を補うのが入れ歯です。専門的には入れ歯のことを義歯と呼びます。
外せない義歯と、取り外しのできる義歯の2タイプがあります。
- 取り外せない入れ歯:ブリッジ
- 取り外せる入れ歯:部分入れ歯、総入れ歯
ブリッジは、まくなった歯の両側にある健康な歯を利用し、橋のように人工歯を固定します。一方、取り外しのできる部分入れ歯や総入れ歯は、床といわれるすそ野をつけて、歯槽提(歯ぐきのドテ)を挟み込んで安定させます。
いずれも補うのは歯冠です。ほかにインプラントといわれる治療法があり、こちらは人工歯根を植え込んで、その上に人工歯を固定します。いわゆる入れ歯とは違いますが、クラスプや床などの余分なものがなく、安定性が高いことから、最近注目されている治療法です。
➀ブリッジ
ブリッジとは、英語で橋のこと。その名の通り、なくなった歯の両側を支えにして、橋を渡すような形で人工歯を固定します。いろいろなケースがありますが、通常は1~2、3本の歯を補うのに適しているとされます。
しかし川に架けた橋も、長くなるほど不安定になり、風や地震の際の揺れが大きくなります。口の中の橋も同様です。抜けているところが2本3本と増えるにつれて不安定になり、橋げたの役目をしている両側の歯に無理な力がかかります。
それらの歯の健康を考えれば、負担はできるだけ少ない方がいいのです。ブリッジは1本の歯を補うもの、と考えた方がいいでしょう。
②部分入れ歯
歯槽提を挟む床があり、この床とクラスプなどの維持装置で人工歯を安定させます。このように床のある入れ歯のことを有床義歯と呼びます。
実際に、欠損が1本だけであれば、取り外しの面倒がないブリッジにするケースが一般的です。ただし、ブリッジは両側の歯を削り、そこにクラウンをかぶせます。健康な歯を削りたくないとき、両側の歯があまり丈夫でないとき、あるいは大臼歯の場合など、1本でも部分入れ歯になることがあります。
③総入れ歯
歯が1本もなくなる・・・、いよいよ総入れ歯ですね。やはり有床義歯ですが、部分入れ歯と違ってクラスプなどの維持装置はなく、歯槽提というアーチ型の歯茎の堤状の出っ張りにぴったり合うものを作り、吸盤のように吸い付くことを利用して維持を図る、入ればです。歯が良いお年寄りが増えたせいか最近は、あまりお目にかかりません。
この記事のお問い合わせ先:阿倍野区西田辺のいえさき歯科
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