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歯痛と肩こり

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「歯が痛いのは肩こりが原因だと思うのですが」といってこられる患者さんが多くいらっしゃいます。逆に「歯が痛くて肩が凝る」とおっしゃる患者さんもいます。

そのようなときの口のトラブルは、ほとんどが歯周炎です。ただし、多くの患者さんを診ていると必ずしも肩こりが歯の不調の始まりではないようです。

歯周炎とは歯周病の一種で、歯の支持組織(歯を支えている骨や靱帯など歯の周りの部分)に起こった障害です。進行すると、歯を支える骨が溶けて歯を十分に支えられなくなり、ひどくなると歯が抜け落ちる病気です。

歯はカチカチと噛むようにできていますから、くいしばりや歯ぎしりのように持続的な圧迫には耐えられません。圧迫が続くと、歯と骨の連結部に血が十分に通わなくなり障害が生じます。また、歯は地面に立つ杭や家の柱と同じで、縦方向の力には対応しているのですが、横からの力にはきわめて弱く十グラム程度の力で容易に傾きます。したがって、傾いた歯(八重歯や悪い歯並び)では噛む力に耐え切れず、歯がより傾いたり、歯が揺すられてぐらついたりして思うように噛めなくなります。さらに歯の揺れが続くと歯と骨の連結部が壊れ、できたすき間に唾液が入り化膿します。よりひどくなると、歯はグラグラしてきて抜けてしまいます。

肩こりは、局所の血行不良によって生じる筋肉症状と言われています。長時間の正座で足がしびれるように、筋肉や関節は無理な姿勢でじっとしていると血の巡りが悪くなってさまざまな障害が生じます。若いころは大丈夫でも、年を取ると問題が起こりやすいのです。また、障害の多くは左右どちらかに生じています。つまり姿勢や使い方の左右差が強く関係しているのではないでしょうか。

うつ伏せや横向きの寝相が習慣になっていると、下になった肩・腕に血が通いにくくなり、しびれ感などがでてきます。歯は、枕やふとんでほおからの圧迫を受け、内側へ押されます。横からの力に耐えられない歯はさらに傾き、噛み合わせが崩れ、噛む力に負けてさまざまな症状が出現します。そのような問題を起こしやすい寝相を生み出す原因には、小さい頃からの習慣、左右の偏った筋肉の使用、食べ過ぎ、過度の飲酒、メンタルストレス、室内環境、横を向いている姿勢、片側ばかりで噛む癖などがあります。基本的な生活習慣ですから子どものころから気をつけておくことが必要です。

体調が悪くなると、体の抵抗力が低下して、体の弱いところに問題が生じることもあります。疲れると上を向いて寝られないこともあります。でも、一度ご自身で意識してみてはいかがでしょうか。

この記事のお問い合わせ先:阿倍野区西田辺のいえさき歯科

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