歯科Q&Aについて
皆さまからの「よくある質問」や「歯にまつわるQ&A」をまとめてみました。
他にも何か聞いてみたいことなどがありましたら、お気軽にお問い合わせください。
エックス線検査は目で直接見ることのできない
歯の中やアゴの骨の診査・診断を可能にしました。
治療経過を確認する上でも欠かせません。
それでは、1回の歯科治療におけるエックス線診査で
どれくらい被曝するのでしょうか?
NPO法人日本歯科放射線学会によると
一般的なパノラマ撮影
(お口の中全体を1枚のレントゲン写真として撮影する方法)では
0.04m㏜(ミリシーベルト)で、通常の局所撮影ではそれ以下です。
これは集団検診などで撮影する胃のレントゲン写真の放射線量の
100~400分の1程度。
歯科医院で撮影されるエックス線写真の安全性は高いと
言えるのではないでしょうか。
厳しい基準を設けていると言われる欧州放射線リスク委員会(ECRR)
では、年間許容被曝線量を0.1m㏜としています。
歯科医院でエックス線撮影を受けても、この許容量に
達することはありません。
妊娠中の女性の場合でも妊娠全期間を通じて
歯科医院で撮影するレントゲン写真は安全であると言えます。
ただし、妊娠に気付いたらもちろんレントゲン写真の撮影は
最小限にとどめるべきであるということは言うまでもありません。
実は私たちは、通常の生活を送っていると、宇宙線、地殻からの
放射線を浴びています。
世界の平均被曝線量は、2.4m㏜で日本ではそれ以下と
言われています。
こうした事例からも歯科医院での医療被曝の少なさがわかります。
歯ぎしりを指摘されたことはありませんか?
ある分析データによると、程度の差こそあれ成人の8割が
「歯ぎしり」を行っているそうです。
しかし、無意識に行っていることがほとんどで自覚している人は
2割にも満たないとされています。
歯ぎしりは、大切な睡眠を妨げたり顔の筋肉を肥大させることも
あると言われていますので、今回はキレイな顔の形や
お口の環境の大敵となる「歯ぎしり」についてお話しして
いきたいと思います。
顔を歪め肥大させる「歯ぎしり」を防ぐには?
主な原因として考えられているのが
「噛み合わせの乱れ」と「ストレス」です。
噛み合わせの乱れが原因の歯ぎしりは
元々の歯並びが悪いために引き起こされることもありますが
抜けた歯や虫歯を放置することによって噛み合わせが悪くなり
顎の筋肉のバランスが崩れて引き起こされることが多いです。
また、ストレスが原因の歯ぎしりについては
起きている時に感じている過度のストレスを
寝ている間に歯ぎしりをして、発散する事で解消しています。
歯ぎしりによって引き起こされる症状は?
食事で硬いものを食べるときにかかる力は
だいたい10~30kgとされているのに対し
激しい歯ぎしりでは100kgにもなります。
100kgもの力が歯や歯茎、顎にかかってしまうため
起きた時にこれらの部位が痛くなってしまうことも
うなづけますよね。
あまりにも強い力がかかるため、歯にヒビが入って
割れてしまったり、歯茎に炎症がおこって歯周病が
進んでしまい、歯がグラグラになってしまうこともあります。
また、毎日毎日噛みしめや歯ぎしりを続けているうちに
筋肉が強化され肥大することによって、顔の形まで
変わってしまうこともあります。
細い顔だった人がエラの張ったしもぶくれの顔に変化します。
エナメル質にヒビが入り象牙質が露出することで
知覚過敏になることもあります。
また、顎が痛くなるのはいわゆる「顎関節症」という
症状を指します。
顎関節は自然に治ることもありますが、酷い場合は
「口が開かない」「噛むと顎が痛い」「顎に痺れを感じる」
などの症状に発展していきます。
さらに、「肩こり」や「頭痛」、「目の奥の痛み」、「めまい」
「寝ても疲れがなかなか取れない」などの全身的な症状まで
引き起こしてしまうこともあるんです。
歯ぎしりの治療法とは?
歯ぎしりのひどい人は、歯や顎の負担を考えて
普段から硬いものやガムなどを食べるのは控えましょう。
噛み合わせが乱れてしまっている方は、歯医者さんで
噛み合わせの乱れの原因となる部分を取り除いてもらいましょう。
またストレスが原因となる場合、自分なりにストレスを抜き
リラックスできる方法を探してみてください。
お風呂にゆっくり浸かったり、アロマを炊いたりと
自分に合った方法でリラックスし、体を休めてあげて下さい。
歯科医院における歯ぎしり対策は?
歯ぎしりによる歯や顎への負担を軽減するために
歯科医院では患者さんが就寝する時に歯ぎしり専用の
マウスピースを使用することをオススメしています。
この専用のマウスピースは硬い素材で作られていて
歯ぎしりの程度によって厚みを調整して作られます。
マウスピースと聞くと、ボクサーなどが使用する
ゴツいものをイメージして「そんなものを入れたまま
眠れるのか?」と不安に思いますが、心配ありません。
歯ぎしり専用のマウスピースは、歯型に合わせて
出来る限り薄めに作るよういしていますので
慣れてしまえばほとんど異物感を感じることはありません。
また、マウスピースを使用しているだけで安心感が得られるため
ストレスを軽減させることもできます。
ちなみに、歯ぎしりの中にはガタガタと歯を触れ合わせたり
歯を食いしばったりするタイプの気づきにくい歯ぎしりも
あります。
ご心配な方は、一度歯科医院に検診に行くようにしてくださいね。
『歯肉炎』
歯ぐきだけの炎症で、赤く腫れ充血し、ときには出血したり
ただれたりします。
プラークコントロールをきちんとすれば、ほとんどの歯肉炎は
治癒します。しかし、治りにくい場合には、その原因を
突き詰めて治療を受けなければいけません。
『初期の歯周炎』
歯ぐきの炎症が進み、浅いポケットができるものです。
歯を支える歯槽骨の破壊もはじまります。
歯石が沈着している事も多く、定期的に除去する事が必要です。
『中期の歯周炎』
歯槽骨の破壊が進み、歯がグラグラと揺れ、硬い物が
噛みにくくなります。
歯ぐきはブヨブヨして膿が出て、口臭もひどくなります。
きちんと治療をすれば抜かずにすみます。
『後期の歯周炎』
歯を支える骨がほとんど無くなり、歯の根が露出します。
歯は物が噛めないほどグラグラ揺れて、最後には抜け落ちて
しまいます。このような状態にならないように、定期的な検査が
必要です。
皆さんのお口はどうですか?
小さいころから歯は丈夫だった方、歯医者さんに行く機会もなく
大人になった今も大丈夫だと安心していませんか?
知らないうちに歯周病が進行しているかもしれません。
一度、検診を受けてみて下さい(*^_^*)
検診はこちらへhttps://www.nishitanabe-iesaki-dc.com/
自分のお子さんが歯みがき嫌いにさせないために・・・
乳歯がむし歯予防のために行う歯みがきは、大切な生活習慣の1つです。
生え始めた乳歯を見て、「さあ、歯みがきをしなくては!」と意気込む
お父さん、お母さん・・・ちょっとまって!!
生えたばかりの歯をいきなり歯ブラシで磨こうとすると
赤ちゃんはとても嫌がる場合が少なくありません。
乳児の発達では、4~5ヶ月頃から身の回りの物をなめる・しゃぶる
行為が出始め、唇やお口の中がとても敏感な時期ですが
無理に磨けば、「歯みがき嫌い」になり逆効果です。
まずはリラックスした状態や気分でスキンシップをとりながら
始めていきましょう。
最初はお顔やお口のまわりをあやすように指で触れたり
お口の中を触って慣らします。
離乳食前なら、歯の汚れは指に巻いたガーゼでふき取るだけでも
大丈夫です。慣れてきたら、子どもの機嫌の良い時に
乳児用ブラシで優しく磨いてあげます。
普段から、家族が楽しそうに歯みがきをしている様子を
見せる事で、歯みがきに対する抵抗も少なくなると言われています。
大切なお子さんの未来につながる生活習慣の為に
お父さん、お母さん頑張って下さいね♪(*^_^*)
初期のむし歯だけど削らずに様子を観ましょうということがあります。
患者さんからは、「治療しないで本当に大丈夫なんでしょうか?」と言われます。
初期のむし歯とは、歯の表面が少し溶けてむし歯が始まりかけている状態を
「CO(要観察歯)」といいます。
自覚症状はなく、歯が部分的に白っぽくなったり、歯の溝に茶色い着色が
見られるのが特徴です。
こうした初期のむし歯なら、手入れがよければ進行を抑えることができ
唾液の力によって修復されることがわかってきました。
初期むし歯を進行させるかどうかは、お口の中を清潔に保つ毎日の努力と
定期的な歯科医院での検診や歯のおそうじにかかっています。
歯は一度削ってしまうと、元には戻ることはない宝物です。
まだ間に合う今のうちに歯科医院での定期健診や、ブラッシング指導
フッ素塗布などを受けに来て下さい。
気になる方はいえさき歯科ホームページをご覧ください♪
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歯医者さんに行くと先生や歯科衛生士さんが、「歯石(しせき)」や
「歯垢(しこう(別名プラーク))」などといった言葉を口に
しているのを聞いたことありませんか?
では、歯石とはいったいなんでしょうか?
今日は歯石について少しお話したいと思います(*^_^*)
歯石とは、歯垢(プラーク)が石灰化したもので
いわば細菌の死骸のかたまりのようなものです。
多量に沈着する場所としては、お口の中では
唾液腺(唾液が出る場所)の開口部で、下の前歯の裏や
上の奥歯のほっぺた側です。
その沈着する歯石には2タイプあり、目で見て沈着しているのがわかる
黄白色のものと、歯ぐきの中に隠れて見えませんが黒褐色で
点状に沈着しているものがあります。
特に歯ぐきの中で沈着する歯石は歯を支える組織に
重大な悪影響を与えます。
沈着してしまった歯石は、リン酸カルシウムを主成分として
ハイドロキシアパタイトが多く含まれているので堅く
ブラッシングでは除去する事ができません。
下手につまようじや、何か金属の尖ったもので自分で取ろうとすると
歯ぐきや、歯の表面のエナメル質を傷つけてしまうおそれがあります。
ですから、歯石に気付いたら歯科医院に行き、定期検査を受けて
専用の器具で早期に除去する事をおすすめします。
歯並びの異常を指摘されて相談に来られる患者さんに対して
いえさき歯科では、まず顎の発育に問題がないか調べることから始めます。
歯列不正の原因は口呼吸や異常嚥下等による口の周りの筋肉の間違った使い方であることが多く。必ずしも遺伝とは限りません。
通常、歯列不正と顎の発育の不調和は、大きな歯と小さな顎のアンバランスによるもので、遺伝的な問題があるとの理由から治療を先延ばしにされることが多く見うけられました。またそればかりでなく、抜歯の可能性も増えてしまいます。
しかし、最近の研究では筋肉の機能の不正として知られている口呼吸・舌の癖・異常嚥下が顎の発育不良の真の原因として明らかになっています。
つまりアレルギーや喘息、長期間の指しゃぶり、哺乳瓶やおしゃぶりの使用、態癖、姿勢による結果として歯列不正が生まれます。このように頬や舌、唇を含めたすべての筋肉の使い方は歯や顔の発育にとても大きな影響を与えてます。
ブラケットをつけることや抜歯だけが矯正治療の手段ではありません。
一般的に永久歯が萌出する6~8歳頃、歯列不正に気づくことが多いと思いますが、多くの歯科医院ではすべての永久歯が萌出し、顎の発育が終了するまで治療を待つことをすすめます。しかし、口の周りの筋肉の間違った使い方をしている場合、顎の発育を待っている間に歯列不正が改善されることは少なく状況は悪化し、その結果大掛かりな矯正治療が必要になり、ブラケット治療や小さな顎に大きな歯が萌えるスペースが足りないとの理由で抜歯の選択が増えてしまいます。
しかし、それだけが矯正治療の手段ではありません。
いえさき歯科では、筋機能療法を取り入れた早期矯正治療に取り組んでいます。
もし、大人になってから矯正治療を始めると80万円ほどの費用が必要となります。いえさき歯科の早期矯正治療は歯並びが悪くなる癖を治療することによって3万円~で矯正を始めることが可能となりました。
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