キシリトールってなぁ~に?その1
お知らせ予防歯周病について
キシリトールが歯にいいから食べなさい、ガムを噛みなさいって言われた事ありませんか?
そもそも「キシリトール」ってなんですか?って思われた事ありますよね。
キシリトールは自然界に存在する天然素材の甘味料です。
果物でいうと、イチゴやバナナにも微量ですが含まれています。
甘さは砂糖と同じで、カロリーはキシリトール1g あたり2.8Kcalです。
砂糖は1gあた4Kcalですから少し少なめです。
WHOではキシリトールを「1日の許容摂取量を限定せず」という
最も安全性の高い食品として評価しています。
では、どうしてキシリトールはむし歯にいいのでしょうか。
それは、むし歯菌(ミュータンス菌)は「糖(砂糖)」を取り込み
「酸」を産生します。
この「酸」が歯の表面を溶かし(脱灰)むし歯が始まります。
キシリトールの効果は大きく分けて4つあります。
①食後に「キシリトール」をとると、むし歯の原因となる「酸」ができません。
②「キシリトール」はお口の中にいる、むし歯菌の数を減少させます。
③歯の表面についているネバネバした「歯垢(プラーク)」を
サラサラした性質に変えます。
そのため、歯ブラシで汚れが落ちやすくなります。
④歯の再石灰化(脱灰を元に戻す)を促進させ、歯を丈夫にします。
以上がキシリトールの主な効果です。
次回はどのように摂取すれば効果があるのか?をお話ししますね~(*^_^*)