ピンピンコロリを実現する(健康寿命を延ばす)ために
お知らせ
日本は世界でも有数の長寿国として知られています。
しかし、最後まで元気に活動し、「ピンピンコロリ」と健康寿命を全うできる割合は少なく、男性は平均9年、女性は12年の介護生活の末に亡くなる「ネンネンコロリ」が多いのが実情です。
「健康で長生き」を実現するには、どうすれば良いのでしょうか?
■歯の本数と介護期間
東北大学が2017年に公表した研究結果によると、歯の本数が多い人ほど健康寿命が長く、介護が必要な期間が短いことがわかりました。
さらに、自分の歯が0本の人は、20本以上ある人と比べて要介護期間が2倍になることを示しています。
しっかり噛んでおいしく食事したり、会話を楽しんだりすることは元気の源です。
自分の歯を多く残すために、「かかりつけ歯科医」を持ち、定期的に診てもらうことが大切です。
■5つの生活習慣
また、健康寿命を延ばす生活習慣を身に付けることも重要です。
『ピンピンコロリの法則』の著者・星旦二氏(首都大学東京名誉教授)は5つの習慣を提言しています。
①運動…週に1回だけでも生存率が高くなる
②質の良い睡眠…深い睡眠をしっかり
③朝食を摂る…身体機能を活性化させると共に、発酵食品を食べて腸内環境を整え、免疫力を高める
④禁煙…タバコは百害あって一利なし
⑤適度な飲酒…死亡率が低いのは男性では毎日飲酒する郡、女性では週に1~2回飲酒する郡(星氏の調査)
さぁ、皆さん、健康寿命を延ばす努力をしようではありませんか。