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ドライマウスの原因は??

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唾液の作用は、

  1. 消化作用:でんぷんを分解する酵素(アミラーゼ)を含む
  2. 自浄作用:食べ物や歯に付着したものを洗い流す
  3. 保護作用:ムチン(糖タンパク)による粘膜の保護
  4. 抗菌作用:抗菌物質(リゾチームやIgA)を含み、細菌に抵抗する
  5. 緩衝作用:口の中のphを一定に保ち細菌の繁殖を抑える

など大変重要な作用をもっています。

しかし最近、ストレスや食生活の変化から、唾液の分泌量が減って口の中が

乾燥してしまう口腔乾燥症、いわゆるドライマウスの患者さんが増えています。

一般に歳をとってくると唾液の量は減少し、80歳では成人の25%以上量の低下がみられますが、成人にもこの現象が現れるようになってきました。

糖尿病や心身症、シェーグレン症候群なども唾液の分泌量を減らしてしまいます。

症状は咀嚼障害、嚥下困難、味覚障害、潰瘍、発音障害、灼熱感、口腔乾燥症、それらに付随してむし歯、歯周病、舌痛、口臭などがあります。

原因は、食生活やストレス、加齢によるものなどの他に薬による副作用もあります。

大切なことはよく噛み、時間をかけて楽しく食事をすること、ストレスや緊張をためないこと、ブラッシングなどで、いつも口の中を清潔に保つことでしょう。

人それぞれ解決法は異なりますが、口腔内だけでなく全身の健康もしっかり管理しましょう。