お知らせ

歯は一生ものです。

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歯は、一度失うと二度と生えてきません。皮膚や髪の毛のように、再生することはありません。

長く健康な歯を維持するためには、加齢による口腔内環境の変化を理解し、適切なケアを行っていくことが重用です。歯の基本的なライフサイクルとして、まず乳歯時代があります。生後8か月ほどで前歯から生えはじめ、30か月ほどで20本の乳歯が生えそろい乳歯列が出来上がります。

その後、6~8歳から永久歯への交換が始まります。この時期の永久歯は、虫歯になりやすいので要注意です。まず乳歯の一番後ろの歯のさらに後ろに第一大臼歯が、萌出してきます。6歳ごろ生えて来るので6歳臼歯と呼ばれています。この後前歯さらにその後ろの歯という順に14歳くらいまでにかけて交換が終わり、永久歯列が完成します。

永久歯に関しては、個人の生活習慣の影響が大きくなります。ブラッシングの習慣や歯科検診の頻度、食生活、喫煙などの生活習慣によって虫歯や歯周病にかかるリスクが変わって来ます。

さらに、中高年を過ぎる年齢になると、加齢現症として現れる弱り(フレイル)が現れ、さらにリスクが高まります。

口腔の健康を生涯に渡って保ち続けるには、歯のライフサイクルについて知り、それに合わせて適切なケアを行うことが大切です。