お知らせ

世の中に潜む「口臭」の問題

お知らせ

日本歯科医師会の「歯科医療に関する一般生活者意識調査」によると、口臭が気になった経験があると答えた人は、全体で8割を超えたそうです。

口臭とは、呼吸や会話をする際に「他人が不快」と感じる息の臭いのこと。口腔疾患の影響で実際に口臭があるケースのほか、過剰な心理的不安に駆られ、相手が偶然鼻に手を触れただけで「相手に嫌がられているのかもしれない」と気にしてしまうケースもあります。

統計のデータによると、男性よりも女性のほうが気にする傾向が強く、また年齢別では思春期の年代と中高年に悩みを抱えるケースが多く見られるようです。

口臭を気にするあまり、行動が消極的になり、良好なコミュニケーションに支障が出る可能性があるため、適切な口臭ケアも口腔を通じた健康力アップに欠かせない要素です。

実は、口臭の原因の9割は口腔疾患にあります。歯周ポケットの奥にいる細菌や、舌に蓄積した汚れ、唾液分泌の減少、歯や義歯の清掃不良などに気をつけ、きちんと口腔ケアができていれば、ほとんどの口臭は予防できるのです。

 

口臭で歯科医院に行くのは1割未満

口臭を気にする人の割合は多いものの、それを原因に歯科医院を訪れるのは1割未満。口臭=病気の意識が低いことがわかります。しかし、口臭の原因の9割は口腔疾患。ほんとは、口臭も歯科治療の領域であるといえます。