お知らせ

歯科治療が怖い

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歯の治療がとても痛かった、怖い思いや嫌な思いをしたなどの経験がある人は、強い不安・恐怖から歯科を受診できなくなることがあります。

 

定期健診を受けずに病気を放置すると、大きくお口の健康を損なう恐れがあります。

お口の中に不具合が生じた場合、たいていは不安があっても勇気を振りしぼって歯医者へ行き、我慢してなんとか治療を受けるものですが、歯科治療がトラウマになっていまった、いわゆる歯科治療恐怖症の方ではそれができません。

やっとの思いで歯科を受診しても、歯科医師の説明を受け入れることができない、診療台の上で泣いてしまう、また冷や汗や息苦しさなど身体症状が起きることもあります。

そのような方の治療には、笑気ガスや薬物によって感覚を鈍くする方法、鎮静剤などを静脈内に投与する静脈内鎮静法がありますが、それも無理な場合は全身麻酔で歯科治療を行う方法もあります。

恐怖症が重傷な場合、また緊急的な治療が必要な時や、一度にたくさんの処置をしなければならない時に恐怖を感じず治療が受けられます。

そのためメリットが多く、このような治療に取り組む歯科医院も増えてきていますが、まだまだ対応している歯科医院の数は少ないのが現状です。

 

一方、イギリスでは歯科恐怖症を克服する治療法の1つとして心理療法で恐怖症を緩和できるという報告もなされています。

日本でもリラクセーションに重きを置く歯科医院も増えていることから、軽い恐怖症や歯科が苦手な方であれば、急性症状の発現や大規模な治療が必要となる前に、お口の健康を管理しながら(口腔ケアを含む口腔健康管理)、徐々に歯科医院(治療)に慣れていく方法でトラウマの克服(脱感作)を根ざした方がいいでしょう。

痛くなる前に歯科医院に定期的に受診されることを是非お勧めします。