お知らせ

つまようじ法のブラッシング効果

お知らせメインテナンスケア歯周病について

つまようじ法を日常に取り入れることによって様々な効果が得られます。

つまようじ法ブラッシングの効果

  1. 炎症が早期に改善する
  2. non-surgeryで歯周ポケットが改善する(歯肉の形態が保たれる)
  3. 歯肉が元気に保たれる(急性症状が起こりにくくなる)

 

①炎症が早期に改善する

・つまようじ法術者磨き+スケーリング

=わずか1ヶ月で歯肉の状態がかなり改善しました

 

・つまようじ法術者磨き+スケーリング

=右上の口蓋側の歯周ポケットが5-6mm→2-3mmに改善

ブラッシング時の出血も見られませんでした。

 

出血と痛み

つまようじ法ブラッシングを初めて受けると、ほとんどの人が歯肉から出血します。痛みを覚える人もいます。

出血;歯間部に炎症が潜在している。

→つまようじ法ブラッシングを続けると、1週間程度で出血しなくなります。

痛み;炎症が強い時(特に若い人)。

歯間部に「邪魔もの」があるとき(縁下歯石や修復物不適合等)。

→軟らかめの歯ブラシを使ったり、歯間部に入れる毛先の量を加減したりして、無理せずつまよ          うじ法ブラッシングを続けると、1週間程度で痛みもなくなります。

 

②non-surgery(つまようじ法術者磨き+スケーリング・ルートプレーニング)でこんな改善が

初診時20歳女性。歯肉が腫れ、右上の前歯に歯と歯の間に隙間がありました。歯周ポケットも7-8mmほどの深さがありましたが、7ヵ月後には歯肉の炎症がおさまり、2-3mmに浅くなりました。さらに、歯と歯の間の隙間もなくなり改善しました。

初診時21歳の男性。ポケットの深さが5-8mmあった患者さんですが、6年経った今では3mmまで浅くなりました。歯周治療では深いポケットを治療すると歯肉が下がってしまう、歯肉退縮というものが起こってしまいますが、歯肉の退縮もさほど見られませんでした。

 

 

長期に亘って「歯肉の元気」が保たれる

セルフケアとして自宅でのブラッシング方法をつまようじ法に変えると、長期に亘って歯肉の状態が安定し、保たれます。

初診時48歳の女性。前歯に4-5mmほどあったポケットですが、17年後の65歳になっても2-3mmを保っています。

また、初診時53歳男性。28年後の81歳になっても7mmあったポケットが5mmに落ち着き、近年は急性症状もなく安定してすごされています。

 

つまようじ術者磨きの目的と効果

 

爽快感:ブラッシングが気持ちいと感じてもらうことで「家でもやってみよう(実践)」「またやってもらおう(受診の継続)」というモチベーションに繋がります。

いえさき歯科でも、クリーニングの際には必ずつまようじ法の術者磨きを取り入れています。

治療効果:歯間部の歯垢除去と適度なマッサージで早期に炎症が改善します。