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あなたの歯牙年齢はいくつ?

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年齢が進むほど歯を失う確率は高くなります。とくに50歳をすぎると一気に悪くなる人も少なくありません。プラークコントロールの仕方や食べもの、歯の質によっても違ってきますから、一概にはいえませんが、平均すると50~60歳までのわずか10年で、7本も失ってしまうというデータもあります。

以前に、「30代はお肌の曲がり角」という化粧品のコマーシャルがありましたが、それにならっていえば、歯の曲がり角は50代と言えるでしょう。

だからといって、50代から気を付けるのでは遅すぎます。代表的な歯の病気は、むし歯と歯周病です。特に歯周病は無症状に進行しますので、長い時間をかけで徐々進んでいきます。曲がり角に来て急に歯が悪くなったのではなく、積もったものが表面に現れただけです。それ以前に歯の手入れを怠ってきた結果なのです。

特に注意していただきたいのは、30代の後半からです。責任ある社会的立場になり、ストレスも増すこの時期は、歯にとっても危険の大きい要注意期間です。

ところで、歯の若々しさあるいは老け込み方は、人それぞれで、必ずしもその人の実年齢と一致しません。それまでの条件がよければ、60歳になっても若々しい歯の持ち主もいますし、40代ですでに崩壊に向かう人もいます。

そこで、皆さんの歯牙年齢を調べてみましょう。ちょっとした計算が必要ですから電卓を用意してください。

あなたの歯牙年齢=(欠損歯数+20.07)÷0.567

たとえば、すでに歯を6本失っている人なら、欠損歯数は6ですから、その数に20.07を加えて出た数を、0.567で割ります。45.9がその答え。実年齢が40代でも50代でも、歯牙年齢は46歳ということになります。

 

あなたが「総入れ歯」になる日を調べてみよう

ついでですから、28本の歯すべてを失い、総入れ歯になる年齢も調べてみましょう。「調べなくても、もう総入れ歯だ」という人は、奥さんやご主人が総入れ歯になる日を想像しながら、計算してみてください。

まず、あなたの欠損歯数に20.07を足します。そこで出た数字を、年齢で割ってください。40歳で6本の歯がなければ、26.07を40で割ります。そこで導き出せれた数を次の式の□にあてはめれば、総入れ歯になる年齢がわかります。

あなたが総入れ歯になる年齢=(28+20.07)÷□

例にしたケースは、□に0.651が入りますから、答えは74歳。このままでは74歳になった時歯が1本もなくなっている危険性があるということです。

平均より状態のいい人なら、120歳とか140歳という答えが出るかもしれません。総入れ歯には障害ならないというより、この世を去るとき自前の歯が何本か残っている可能性が高いという方が実情に近いでしょう。

平均をもとにしたシミレーションですから、今後のプラークコントロールの状態や食べ物、ストレスによって実際は大きく変わってきます。140歳まで総入れ歯にならないなら安心だ、なんて油断はくれぐれも禁物です。

たとえ総入れ歯にならなくても、何本か歯をなくすだけでも、体や生活、精神にも大きな支障をきたすのです。

「あなたの歯はいま何歳?」

・あなたの歯牙年齢=(欠損歯数+20.07)÷0.567

・あなたが総入れ歯になる年齢=(28+20.07)÷□<(欠損歯数+20.07)÷年齢>

一度、実際に計算を試してみてください。

この記事のお問合せ先:阿倍野区西田辺のいえさき歯科

電話:06-6624-4500

HP:www.iesaki.net