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人生を楽しく生きるために大切なもの

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ジグソーパズルに例えると人生を楽しく生きるための大切なピース

大阪府歯科医師連盟のポスターより引用

それは、お口の健康です!

アルツハイマー病に関連した左海馬の萎縮

脳の左海馬の萎縮とアルツハイマー病

左海馬は、脳の内側に位置しています。海馬には下記のような機能があります。

①新しい記憶の形成②エピソード記憶の処理③空間的な情報処理④興奮と抑制のバランス⑤過去の情報との関連付け

左海馬の萎縮は、アルツハイマー病の初期段階で着られる一般的な特徴の一つとされていて、この影響で、認知機能の低下、記憶喪失などの症状が進行していきます。

歯を失ったり、歯周病がアルツハイマー病のリスクを高める可能性が以前から指摘されてきましたが、歯周病の歯を残すことと歯を失うことのどちらがアルツハイマー病の初期に生じる海馬の萎縮と関連するかは不明でした。

東北大学病院口腔機能回復科および大学院歯学研究科加齢歯科学分野の研究グループが、歯数や歯周病と海馬の萎縮速度との関連を解明 し、重度の歯周病の歯を残すことは海馬の萎縮速度を速める可能性あることを証明したそうです。

55歳以上の地域住民を対象としたコホート研究のデータを用いて、歯数や歯周病と海馬の萎縮との関連を解析しました。また、軽度の歯周病では歯の数が多いほど左海馬の萎縮は遅くなるのに対し、重度の歯周病では歯の数が多いほど左海馬の萎縮が速いことを明らかにしました。

この結果は、単に歯を多く残すだけでなく、健康な歯を残すことが重要であることを示しているということです。45歳以上の人の約半分が歯周病を有している日本で、重度の歯周病の歯を残すことが海馬の萎縮を速めるというこの研究の結果は、認知症予防の考え方に大きな影響を与える可能性があります。(東北大学2023年プレリリース研究成果より引用)

この記事のお問合せ先:阿倍野区西田辺のいえさき歯科

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