お知らせ

根管治療の精度を上げるために

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いえさき歯科の院長家崎勝生です。

根管治療の精度を上げるために最近は、3つの最新機器のお世話になっています。

まず、診断に関してですが、的確な診断をするために、コーンビームCTを用いて撮影するようになりました。コーンビームCT(以下CBCTと呼ぶ)は、根管治療の診断には必要不可欠になったとよく言われています。その理由は、これまで診断には口腔内デンタルX線写真がよく使われてきましたが、CTの方がより正確で多くの情報を得られることに多くの歯科医師が気づいたこととCBCTによる撮影と診断が保険収載されたことがです。その一方で、CBCTは、デンタルX線撮影に比べて被ばく量が多いのでその特徴をよく理解して、いつどのように使うかが重要です。当院のCTの機種は、今出ているCTの中でも一番と言ってよいほど、被ばく量が少ないことが特徴で、安心感は、ありますが、それでも使用は慎重に行うようにしています。CTとデンタルX線撮影の大きなちがいは、X線撮影では、平面でしか見えないものが、CTでは立体としてとらえられるため、病巣範囲大きさ形まで正確にわかります。それによって的確な診断も可能となっています。

治療用の器具としては、20年以上前からニッケルチタン製のロータリーファイルをずっと使っていますが、初期型のものが、発売されてから時を重ね、年々進化を遂げた結果、現在は初期型のファイルと比べて格段に性能の良いものが使えるようになりました。また、2022年4月より、ニッケルチタンファイルの使用の保険算定が認められたためさらに我々歯科医師にとっては使い易い状況となっています。現在、いえさき歯科では、トライオートZX2という根管の長さを測るセンサーのついた自動根管形成装置と組み合わせて使用することで根管治療の精度の向上と効率化を同時に実現しています。

また、マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)の使用も精度を上げるのにとても役立っています。いえさき歯科でも、2022年7月にヨシダ社製のネクストビジョンというマイクロスコープを導入し根管治療はじめ様々な治療に役立てています。最大80倍に拡大できますのでこれまで肉眼では見れなかったものまで見ることが出来るようになりました。根管治療する根管の入り口が見えない場合などは、見つけるのにかなりの威力を発揮しています。

最新の器具器材を用いることで、少しずつではありますが、これからも根管治療をはじめ診療全般の精度をあげ、レベルアップにつなげて行きたいと考えております。

この記事のお問合せ先:阿倍野区西田辺のいえさき歯科

HP:www.iesaki.net

電話:0666244500