口腔機能という言葉がありますが、まさしくこれは、「食べる・飲む・しゃべる・息をする」という口の働きのことです。

人間は年齢とともに腕や足、体幹の筋力、視力、聴力など様々な機能が少しづつ衰えて行きます。２５歳から老化が始まると言われているように、老化現象と言われるものでしょう。しかし、「食べる・飲む・しゃべる・息をする」という口腔機能は、比較的衰えにくいことが解っています。どうしてでしょう？それは、生きるために直接関係する重要機能だからです。生きるためにまず一番大切なのは、息をすることです。呼吸にも口腔機能は、大きくかかわってます。もう一つ、大切なことは、食べることであり、その入り口となる口腔の機能としては、最重要なものです。

また、「QOL（クオリティオブライフ）」生活の質の面でも、歯と口の影響が近年注目されています。口から食べるものを食べる機能が良い状態の人は、QOLも高いというデータもあり口腔機能は健康的な生活に大きく関わっています。

生きる上で重要なことはそれだけではありません。美味しく食事を味わう、好きなものをいつでも食べられる、家族や友人と楽しく会話したり歌ったりするなど楽しい時間を過ごすことも大切です。こうした人生の中での楽しさについても口腔機能が大きく関わります。もし、歯や口に問題が生じれば、食べるものが限られたり、他人に会いたく無くなったり、人生の機微を感じれなくなるかもしれません。

痛みや口臭、自分の歯を失うなど、歯や口が病気になって幸せな人は、いません。歯は、失うと二度と生えて来ることはありません、医療が発達したおかげでインプラントなどの治療法もありますが、自前の歯ほど良いものはありません。掛け替えのない自分の歯を残すために、今この瞬間から何をすればよいのか考えてみてはいかがでしょうか。私どももそのお手伝いや御指南をいつでもさせて頂きます。

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