お知らせ

モチベ残高って?

お知らせ

モチベーションがどのくらい残っているのかを示す指標をモチベ残高と呼ぶそうです。モチベ残高が無くならないようにしましょう。

三日坊主と聞くと、ネガティブな印象を抱く人が多いですよね。でも、何かはじめてみて続かなかったとき、「ああ、自分はまた三日坊主だった」とへこむ必要はありません。

また、職場で部下が、あるいは家庭でお子さんがはじめたことを続けられなかったときに、「ほらまた三日坊主なんだから、、、」と諭すのはもったいないです。むしろ「三日坊主でもいいからやってみなよ!」と背中を押してあげましょう。

そもそも三日も行動しているんだから大したものです。もし三日やって自分に合わないなと感じてやめたのなら、それは立派な"試行錯誤"のひとつ。「実際にやって自分に合わないことを発見できた」ということです。最高です。何もしていない人よりも三日もやっているのですから。

何かを始めるときには、エネルギーがいります。自分もよく、研修に伺っている歯科医院のスタッフから「どうしたら行動に移せるでしょうか」と相談をいただきます。

あれこれ悩んで動き出せなくて、だんだんとモチベ残高を減らしてしまい、結果として、何もできないまま終わる。そうしたかたの特徴は、ある意味完璧主義と言いますか「絶対にやり切らなきゃ、うまくいかせなきゃ」と思い込んでしまっていることです。また、「本当にできるかな、途中でやめたら何かまわりから言われるかな」と考えて、足がすくんでしまう人もいます。

そんなかたに言いたい「三日坊主でいいのです!"0日坊主"に比べれば、三日坊主で損をすることはありません。行動に移すことがそもそも素晴らしい!三日坊主で損をすることはありません。三日坊主でも難しいなら、3時間坊主でも3分坊主でも構いません。」少しでも続けることに意味があるのです。

3日間だけ30分早く起きてもいいですし、3日間だけ朝早く出勤してもいいでしょう。3回だけ筋トレをする、調子がよければ30回に増やす。3分だけまったく新しい知識や本に触れてみる。面白ければ30分読む。3時間だけスマホを手放して散歩をする。そんなことでもいいのです。試行錯誤の回数があなたの豊かな視点の広さにつながりますし、そもそもこの忙しい日常で、3日もやれたら立派です。

やり切ることより、やりはじめた自分に最高の賛辞をおくりましょう。うまくいかなくても、そのこと自体が学でありネタになるわけです。重大な仕事の案件や命にかかわらないことであれば、とりあえずやってみよう!もしうまくいったら大ラッキー!ぐらいに思っていたほうがモチベ残高は保たれます。

そして3日続けられたなら、もう一度三日坊主をすればいいのです。うまくいかなかったのなら、なぜうまくいかなかったかを考えて、角度を変えてもう一度三日坊主をしましょう。うまくいったのなら、なぜうまくいったのなら、なぜうまくいったかを考えて、そこを意識してもう一度三日坊主をしましょう。そうやっていくうちに、三日坊主はいつしか3週間坊主になり、3カ月坊主になり、気づいたら石の上にも3年になります。

宿題がなかなか手につかないお子さんには、3分でいいからやってみるように促してもいいですし、職場の部下には、3分でいいから明日に向けての目標を考えてもらってもいいでしょう。また、スタッフとミーティングをする際も、「3日でいいのでやってみることを探そう」とはじめに宣言すると、活発な意見がでることもよくあります。

私自身も、何事も「三日坊主でもいいや」の精神で、"かじってみる"ようにしています。普段は読まない雑誌やキッズ向けの漫画を読んだり、はやりの暗闇スポーツジムに行ってみたり。

普段触れない知識は視野や見聞を広げ、話のネタやコミュニケーションのきっかけになります。三日坊主で終わったものは「三日坊主集」に記録しておけば、のちのちアイデアや発見のタネとなることもあります。自分にも他人にも三日坊主を賞賛することで、モチベ残高を高めてみてはいかがでしょうか?