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虫歯になると耐えられない痛みが出るのはどうして?

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虫歯になると、他のことが手につかなくなるほど激しい痛みを感じることがあります。また、冷たいものを食べたときに「キン!」と沁みることもありますね。実際、歯の感覚はかなり鋭敏で、わずか0.2mmの差を感じ取ることが出来ます。歯にかぶせ物をつけたとき、かみ合わせのわずかな差も大きな違和感として感じるのは、この鋭敏さのためです。

歯の中心部「歯髄」の内部には、2種の神経線維があります。一つはC繊維という極細の神経細胞で、歯髄のズキズキする痛みは、この繊維が感知しています。もう一つはAデルタ繊維という神経細胞で痛みや冷たさを感知します。象牙質の「きん!」と沁みる痛みはこれが原因です。

歯髄にある神経は、歯槽骨内部の歯槽神経につながりさらに、上顎神経や下顎神経という三叉神経の枝を通じて、脳に情報が伝えられます。

0.2mmの差を感じ取る超過敏な歯の神経ですが、その一方で位置感覚が鈍いという不思議な特性もあり、例えば痛むのは一番奥の歯かその手前かよくわからないということが起こります。これは、歯槽神経が入り組んだ構造をしているために起こる現象と考えられます。脳幹から延びる三叉神経が枝分かれして上顎神経や下顎神経として神経叢という網の目のような構造を介して歯の神経とつながっているのです。

この記事のお問合せ先:阿倍野区西田辺のいえさき歯科

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