重症の歯周病への対応はどうするのでしょうか。
歯周病では、歯が揺れ始めるといずれ必ず抜けることが解っていますので、いえさき歯科では、必ず、歯の揺れを診査します。半年や一年に一回、歯石を取ってもらっているからと安心していませんか。歯石の除去や歯口清掃は、口の中がきれいになりすっきりさっぱりしますが、本当に歯周病の予防になっているのでしょうか?歯周病の原因は、歯石ではありませんので、歯石をたまに除去して...
歯周病では、歯が揺れ始めるといずれ必ず抜けることが解っていますので、いえさき歯科では、必ず、歯の揺れを診査します。半年や一年に一回、歯石を取ってもらっているからと安心していませんか。歯石の除去や歯口清掃は、口の中がきれいになりすっきりさっぱりしますが、本当に歯周病の予防になっているのでしょうか?歯周病の原因は、歯石ではありませんので、歯石をたまに除去して...
むし歯は、歯の表面が酸によって溶かされることによって始まると言われています。実際、歯の表面では、食事のたびにカルシウムなどが溶けだしています。食事をすると細菌が糖分を分解して酸をつくり口の中が酸性になるからです。しかし、健康な唾液が十分にあると、酸を抑える緩衝作用により、溶けた歯の表面に唾液中のカルシウムが戻ってきて元のように修復してくれます。そしてその...
歯の周囲には、見えているところの粘膜とその下で歯を支えている骨があります。歯ぐきと歯の間に膿がたまって「たんこぶ」のように腫れ、つぶれて膿が出ると縮み、また腫れるということが繰り返し起こるのをよく見かけます。原因によって、歯の生え際から腫れる歯肉膿瘍と、歯の根の先に膿がたまることによっておこる歯槽膿瘍とに大別できます。歯槽膿瘍とは歯周病でも、歯を支えてい...
歯が多く残っている人の特徴としてきれいな歯並びがあります。「8020運動」という言葉を耳にしたことがあると思います。厚生労働省や日本歯科医師会などが中心になり、1989年より始まった健康増進運動の1つです。ある地域で実施された高齢者の咀嚼機能調査で、おおよそ20本以上の歯が残っている高齢者では、ほとんどの人が何でも食べることができる、食べることに不自由を...
子どもの歯はどうせいずれ生え代わると、思って軽んじていませんか。乳歯の時からちゃんと噛んできちんと成長発育しないと、心も体も育ちません。乳歯は将来の健康の鍵を握っていますので、大切に育んで頂きたいものです。乳歯は、生後半年ぐらいで下の前歯から生え始め、3歳くらいで上下合わせて二十本が生え揃います。赤ちゃんの歯ぐきは平らですが、歯が生えるにしたがって歯を支...
歯科検診(健診)や健康相談に行くと、「すぐに悪くなる」、「あちこちで外れてくる」、「年に何回もお世話になる」というような声をよく耳にします。おもな原因は再発ですが、どうしてでしょうか。歯科で扱う病気の大半は、むし歯と歯周病です。そして最近では、顎関節症の相談を多く受けるようになりました。そのほか、歯並び・噛み合わせの異常、舌や口の中の粘膜に起こる口内炎・...
1)予防歯科システム虫歯と歯周病の原因は、大昔は歯石、最近まではプラーク(細菌の塊)またバイオフィルムと言われてきました。そしてこの15年くらいの間に色々な研究が進み、細菌の量ではなく質、つまり細菌叢(バイキンの集まり)の状況によって引き起こされることが分かってきたのです。そのキーワードが、マイクロバイアルシフトなのです。マイクロバイアルシフトとは通常お...
近頃のの歯科・予防歯科の考え方阪大の予防歯科の教授でおられる天野敦雄先生が最近の歯科の予防に関する考え方を分かり易く解説されおられるのを本で見ましたので、ご紹介します。1)Minimal Intervention Dentistry医療とは起こった病気を治療すること、長い間そう思われていました。しかし、病気にならずに健康を維持・増進するための予防医療、先制医療が当たり前になりつつあり...
むし歯や歯周病は「元に戻らない病気」であることはご存知ですか?むし歯は細菌が作った酸により歯が溶かされる病気であり、歯周病は歯と歯肉の境目に繁殖した細菌に対する炎症反応により歯を支える骨が溶かされる病気です。つまり、どちらも歯や骨という体の一部が失われる病気なのです。 では、失われた部分はどうやって治療するのでしょう?歯の一部が失われた場合、金属やレ...